FD講演会報告
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令和2年度
FD推進委員会では、平成22年度から教員の授業力向上、およびFD活動に対する理解及びFD活動の推進のため、FD講演会を実施している。
今年度は、FD活動に対する理解及び推進のため、 専門家による下記のFD講演会をオンラインで実施し、83人の教職員が参加した。なお、FD研修会「ティーチング・ポートフォリオ」については、新型コロナウイルスの発生 ・拡大 により次年度に繰り越した。
令2元年度 南九州大学 FD研修会①
日時: | 令和3年3月18日(木) 13:30~14:40 |
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会場: | オンライン会議システムZOOM |
講師: | 杉森 公一 先生 金沢大学・国際基幹教育院 准教授 |
演題: | ハイブリッド授業 -ハイフレックスモデル、実践上の工夫と課題- |
対象: | 大学・短大全教職員 |
主催: | 南九州大学FD推進委員会 |
共催: | 南九州短期大学FD推進委員会・南九州学園職員資質向上委員会 |
参加者数: | 83人 |
講師
杉森 公一 先生 金沢大学・国際基幹教育院 准教授
【専門】
計算量子化学/理科教育/大学教育開発
【学会】
日本化学会/分子科学会/電子情報通信学会/大学教育学会/日本リメディアル教育学会/学習分析学会/日本高等教育学会/Professional and Organizational Network in Higher Education (POD Network)
令和元年度
FD推進委員会では、平成22年度から教員の授業力向上、およびFD活動に対する理解及びFD活動の推進のため、FD講演会を実施している。令和元年度においては下記の要領で研修会を開催した。
令和元年度 南九州大学 FD研修会①
日時: | 令和元年10月10日(木) 16:30~18:00(1時間30分) |
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会場: | 宮崎キャンパス+都城キャンパス(テレビ会議方式) |
講師: | 鈴木 克明 先生 熊本大学大学院社会文化科学研究科教授 |
演題: | 授業改善のためのインストラクショナルデザイン |
対象: | 大学・短大全教職員 |
主催: | 南九州大学FD推進委員会 |
共催: | 九州短期大学FD推進委員会・南九州学園職員資質向上委員会 |
参加者数: | 71人 |
講師
鈴木 克明 先生 熊本大学大学院社会文化科学研究科教授
【専門】
教育工学/教授システム学
【学会】
日本医療教授システム学会(JSISH) /教育システム情報学会/日本教育工学会 /日本教育メディア学会 /米国教育コミュニケーション・工学会(AECT)
令和元年度 南九州大学 FD研修会②
日時: | 令和2年2月17日(月) 13:00~14:30(1時間30分) |
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会場: | 宮崎キャンパス+都城キャンパス(テレビ会議方式) |
講師: | 茂木 脩佑 氏 株式会社CAPSLアシスト代表 |
演題: | 授業における情報保障のあり方について-高度情報機器を活用して- |
対象: | 大学・短大全教職員 |
主催: | 南九州大学FD推進委員会 |
共催: | 南九州短期大学FD推進委員会・南九州学園職員資質向上委員会 |
参加者数: | 57人 |
平成30年度
FD推進委員会では、平成22年度から教員の授業力向上、およびFD活動に対する理解及びFD活動の推進のため、FD講演会を実施している。平成30年度においては下記の要領で研修会を開催した。
平成30年度 南九州大学 FD研修会
日時: | 平成30年9月19日(水)9:30~11:30(2時間) |
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会場: | 宮崎キャンパス+都城キャンパス(テレビ会議方式) |
講師: | 濱名篤氏(関西国際大学 学長) |
演題: | 3つのポリシーに対応した学習成果の測定と可視化について |
対象: | 大学・短大全教職員 |
主催: | 南九州大学FD推進委員会 |
共催: | 南九州短期大学FD推進委員会・南九州学園職員資質向上委員会 |
講師
濱名篤氏(関西国際大学 学長)
【兼職】
日本私立大学協会附置私学高等教育研究所研究員(至現在)、大学コンソーシアムひょうご神戸理事(至現在)、独立行政法人大学入試センター運営審議会委員 副議長(至現在)、文部科学省中央教育審議会臨時委員(大学分科会)(至現在)、文部科学省学校法人運営調査委員(至現在)、日本私立学校振興・共済事業団私学情報推進会議委員(至現在)
【専門】
高等教育論、教育社会学
【学会】
大学教育学会(常務理事)、初年次教育学会(理事)、日本高等教育学会(理事)、日本教育社会学会
【主な著書・論文】
- 『学修成果への挑戦-地方大学からの教育改革』東信堂 2018年9月
- 『進化する初年次教育』世界思想社 2018年9月
- 『初年次教育-歴史・理論・実践と世界の動向』丸善 2006年11月
- 『知識伝達の構造』世界思想社 2008年3月
- 『初年次教育の現状と未来』世界思想社 2013年1月
- 『大学改革のための30のキーワード』学事出版 2013年3月
- 「大学評価の研究と実践の10年」『高等教育研究第』11集 2007年5月
- 「現代の学生と初年次教育」『IDE現代の高等教育』 2008年2月
- 「初年次教育の必要性と可能性」『大学と学生』第54号 2008年5月
- 「日本の初年次教育の課題」『初年次教育学会誌』第1巻第1号 2008年11月
- 「中教審答申の中での『教養』」『世界思想』第36号 2009年3月
- 「学士力を培うための学士課程教育」『大学評価研究』8号 2009年7月
概要
学校教育法施行規則の改正により全ての大学に義務づけられた3つのポリシー(DP・CP・AP)について、制度改正の背景や改革の実質化に向けた取り組み手法を教授いただいた。3つのポリシーの明確化に加え、大学全体としての共通の評価方針(アセスメント・ポリシー)を確立し、学生の学修成果の評価と可視化を行うことの重要性が語られ、PDCAサイクルに沿った教育活動の流れについて、所属大学での取り組みの紹介を通してご説明いただいた。さらに、評価視点の明確化や人材育成の資質形成と質保証に関わる詳細な解説により、具体的な助言と多くの示唆が得られた。
研修会参加者(短大含む)は80名、アンケート提出者(大学教職員のみ)は65名であった。参加後のアンケートでは約9割の参加者が満足した、約7割強の参加者が理解できたという結果であった。開催時期はおおむねこの時期で良いという意見が多かった。詳細は添付資料にてご確認ください。
部門別参加者数
環境園芸学科 | 10人 |
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管理栄養学科 | 9人 |
食品開発科学科 | 6人 |
子ども教育学科 | 10人 |
教養教職センター | 3人 |
宮崎キャンパス事務局 | 23人 |
都城キャンパス事務部 | 12人 |
短期大学 | 7人 |
計 | 80人 |
FD研修会資料
以下のFD研修会に関連する資料を参照ください。
平成29年度
FD推進委員会では、平成22年度から教員のFD活動に対する理解及びFD活動の推進のため、FD講演会を実施している。平成29年度においては下記の要領で研修会を開催した。
平成29年度 南九州大学 FD研修会
日時: | 2017年9月19日(火)13:00~15:00(2時間) |
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会場: | 宮崎キャンパス+都城キャンパス(テレビ会議方式) |
講師: | 八木亜紀子氏(開発教育協会DEAR事業主任:東京) |
演題: | アクティブ・ラーニング ファシリテーョン研修 (参加体験型研修会) |
主催: | 南九州大学FD推進委員会 |
共催: | 南九州大学SD推進会議 |
目的
- 教員の抱えている課題を共有する。
- アクティブ・ラーニングについての理解・体験。
- アクティブ・ラーニングをすすめるファシリテーター(進行役)の知識・態度・技能を学ぶ 。
- 多様な学習方法、学生への働きかけの方法を学ぶ。
プログラム
① 13:00~13:05(5分):オープニング(講師自己紹介・進行内容の説明・参加のルールの紹介)
② 13:05~13:25(20分):部屋の四隅(アンケート)質問ごとに、参加者は部屋の4隅に設置した答えのうち該当する場所(yes/no/どちらかといえばyes/no)に移動する。各コーナーから1~2名にインタビューして理由を答えてもらう。
③ 13:25~13:30(5分): グループ内で自己紹介(1人1分程度で)
④ 13:30~13:40(10分): 事前アンケート結果の共有
⑤ 13:40~14:25(45分): ブレインストーミング(テーマ:「学びやすい環境づくり」について)
⑥ 14:25~14:40(15分):ミニレクチャーと質疑
⑦ 14:40~14:55(15分): ふりかえり(3人グループで3分×3ラウンド/質問は1回)
⑧ 14:55~15:00(5分): まとめ、終了
進め方
講義形式ではなく、アクティブ・ラーニング向けのグループワーク形式。
都城キャンパスはTV会議方式を活用し、宮崎キャンパスと同時進行により実施。
- 事前のアンケート等を参考に、現在教員が抱えている課題を共有する。
- プログラムや手法を実際に体験してもらいながら、プログラムの目的、内容、実施する際のヒントを説明する。
- グループワークの中でグループファシリテーションも経験してもらう。
- 教室の形:グループワークができるよう4~5人グループを必要数設置。
講師
八木亜紀子(開発教育協会DEAR事業主任)
DEARは「開発教育」を推進するためのNGOで、国際的な活動から国内の参加学習型のプログラム開発も担っている機関である。八木氏は開発教育活動のほか、地域や学校などでの「学びの場」づくりを指導・支援したり、アクティブ・ラーニングに関連する教材や書籍の開発にも力を注いでいる。
概要
アクティブ・ラーニングは2012年中教審の答申を受けて教育に取り入れられるようになった教授・学習の総称である。講義中心の一方向的教授法から学習者の主体的学びを引き出すために、学生と教員の双方が主体的に関わり合い、対話していく教育スタイルが重要となる。そのためには、教員自身がファシリテーターであり、コーチであることを自覚する必要がある。このような教育パラダイムの大きな転換期にあたり、学生の「能動的学習」「積極的学習」「主体的学習」を促すための教育法を、実際に参加し体験できるプログラムとした。参加者はグループに分かれ、講師の話を聞きながら、まるで自分自身が学生になった気分で実際にアクティブ・ラーニングの手法を学ぶことができた。研修会参加者は37名、アンケート提出者は28名であった。参加後のアンケートでは約9割の教員がおおむね満足した、約8割の教員が理解できたという結果であった。開催時期はおおむねこの時期で良いという意見が多かった。
部門別参加者数
環境園芸学科 | 10人 |
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管理栄養学科 | 7人 |
食品開発科学科 | 5人 |
子ども教育学科 | 8人 |
教養教職センター | 1人 |
宮崎キャンパス事務局 | 3人 |
都城キャンパス事務部 | 3人 |
計 | 37人 |
FD研修会資料
以下のFD研修会に関連する資料を参照ください。
平成28年度
FD推進委員会では、平成22年度から教員のFD活動に対する理解及びFD活動の推進のため、FD講演会を実施している。平成28年度においては下記の要領で講演会を開催した。
平成28年度 南九州大学 FD講演会
日時: | 2016年9月23日(金) |
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会場: | 宮崎キャンパス+都城キャンパス(テレビ会議方式) |
講師: | 北九州市立大学 地域創生学群 学群長 眞鍋和博 教授 |
演題: | 「北九州市立大学のキャリア形成支援」 ~キャリア教育をしないキャリア支援をめざして~ |
主催: | 南九州大学FD推進委員会 |
共催: | 南九州大学SD推進会議 |
プログラム
14:00~14:05 開会・講師紹介 FD推進委員会(委員長)
14:05~15:25 講演 北九州市立大学 地域創生学群学群長 眞鍋和博 教授
15:25~15:30 御礼 寺原典彦 学長
講師紹介
福岡県北九州市出身。1992年株式会社リクルート入社。企業の人材採用、高等教育機関の学生募集コンサルティングや、学生のキャリア形成プログラムの開発営業などを担当。2006年4月北九州市立大学キャリアセンター助教授就任。学生の就職活動支援に加えて、社会に出て活躍できる人材になるための能力・スキル開発を目的とした低学年からのプロジェクト型インターンシップのコーディネートや正課授業を実施。2009年4月からは、同大地域創生学群専任教員となり、実践力を身につけるための地域実習のコーディネートを担当し、プロジェクトマネジャーとして学生の教育にあたる。2013年4月より現職。また、We Love小倉協議会副会長など、地域活性化に向けた役割も担う。 (北九州市立大学HPより)
概要
学生がインターンシップなどを機会として積極的に地域活動の中に身を置き、課題解決プロジェクトなどに参加することを通じ、学び成長するという教育理念や成果の紹介が中心。地域から見ると、地域における「学生」の発見は地方創生のモデルのひとつともなる。持続可能な地域づくりに向けたシビックプライド醸成にも有効である。また、学生にとって、地域活動は「成長の場」であり、主体性を引き出す優れた機会となっている。眞鍋教授らにとっては、大学における「学びとは何か」に対する挑戦でもあるとのこと。
部門別参加者数
環境園芸学科 | 9人 |
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管理栄養学科 | 2人 |
食品開発科学科 | 7人 |
子ども教育学科 | 9人 |
教養教職センター | 2人 |
宮崎キャンパス事務局 | 6人 |
都城キャンパス事務部 | 10人 |
計 | 45人 |
アンケート集計結果
アンケート結果につきましては、以下のPDFを参照ください。
平成27年度
FD推進委員会では、平成22年度から教員のFD活動に対する理解及びFD活動の推進のため、FD講演会を実施している。平成27年度においても開催し、多数の教職員が参加した。
以下に講演会の概要と開催結果を記した。
日時: | 平成27年9月24日(木)13:30~14:40 |
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会場: | 都城キャンパス及び宮崎キャンパスの2会場でTV会議にて実施 |
講師: | 宮崎大学教育・学生支援センター准教授 藤墳智一先生 |
演題: | 「宮崎大学のFD活動の現状と課題」 |
※この講演のアンケート調査は高等教育コンソーシアム宮崎が実施しました。
講演会の内容
開催の挨拶 13:25~13:30
講演 13:30~14:30
質疑応答 14:30~14:40
閉会の挨拶 14:40
平成26年度
FD推進委員会では、平成22年度から教員のFD活動に対する理解及びFD活動の推進のため、FD講演会を実施している。平成26年度においても開催し、多数の教職員が参加した。
以下に講演会の概要と開催結果を記した。
日時: | 平成26年11月25日(火)15:00~17:30 |
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会場: | 都城キャンパス及び宮崎キャンパスの2会場でTV会議にて実施 |
講師: | 講演① 南九州大学学生相談室・臨床心理士の木下 馨子 氏 講演② 山口大学 大学教育センター副センター長・教授の小川 勤 氏 |
演題: | 講演① 「南九州大学における発達障害を持つ学生支援の現状について」 講演② 「発達障害のある学生への合理的配慮について」 |
※この講演のアンケート調査は高等教育コンソーシアム宮崎が実施しました。
講演会のスケジュール
15:00~15:01( 1分) 開会宣言
15:02~15:05( 3分) 配付物の確認
15:05~15:08( 3分) 開会あいさつ
15:08~15:10( 2分) 講演者紹介
15:10~15:40(30分) 講演①
15:40~15:50(10分) 質疑応答
15:50~16:00(10分) 休憩
16:00~16:05( 5分) 講演者紹介
16:05~17:05(60分) 講演②
17:05~17:25(20分) 質疑応答
17:25~17:28( 3分) 講演者への御礼の挨拶
17:28~17:29( 1分) 閉会宣言
17:30 終了
アンケート結果
アンケート結果につきましては、以下のPDFを参照ください。
平成25年度
FD推進委員会では、平成22年度から大学教員のFD活動に対する理解およびFD活動の推進を目的にFD講演会を実施してきている。平成25年度も1回の実施があり、多くの教職員が参加し充実した講演会となった。講演会の概要およびアンケートの結果について以下に記録しておく。
日時: | 平成25年9月24日(火) 14:00~16:00 |
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会場: | 宮崎キャンパス2階 会議室/都城キャンパス1階多目的会議室テレビ会議システムにて実施 |
講師: | 桶谷 文哲 先生 (富山大学 学生支援センター 特命講師) |
演題: | 「発達障害のある大学生への理解と対応」~富山大学アクセシビリティ・コミュニケーション支援室の取り組み~ |
参加人数: | 40人【宮崎キャンパス 19人/都城キャンパス 30人】 |
「気になる学生」という言葉が大学内でも普遍化している。また、「発達障害」についても多くのメディアで取り上げられるようになってきている。発達障害とは◇自閉症スペクトラム障害(ASD)(Autism Spectrum Disorder)自閉性障害、アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害。◇注意欠如・多動性障害(ADHD)(Attention Deficit /Hyperactivity Disorder ) 。◇ 学習障害( LD ) ( Learning Disabilities ) 、 発達性協調運動障害( DCD )(Developmental Coordination Disorder)等に大別される。
その概念を理解するポイントとしては1.先天的な脳機能の障害(育てられ方が原因ではない)。2.独特な思考や行動の特性により、生活に支障がでることが問題。3.周囲から見てすぐに気付かないことが多い(見えない障害)。4.本人には発達障害による特性だと自覚することは難しい。5.周囲の理解と関わり方によって問題が解消することも多い。6.医学的な診断基準はあるが、教育や相談・支援の現場では、エピソードや状態像から特性や支援ニーズなどの判断(見立て)を行うことが多い。等があげられる。2005年4月に制定された「発達障害者支援法」において大学及び高等専門学校が、発達障害者に適切な教育上の配慮を行うことを定められた。また、2013年6月に障害者差別解消法が制定され、3年後の施行後は教育機関における合理的配慮の提供が義務付けられる。
この講演では、講師の桶谷先生より、すべての学生の「社会的コミュニケーションの問題や困難さ」に焦点を当てた支援を「包括的(トータル)」に実践している富山大学アクセシビリティ・コミュニケーション支援室 トータルコミュニケーション支援部門の実践事例を通じ、発達障害の特性を正しく理解するとともに合理的教育上の配慮を学生支援に反映し、有効な支援体制の構築を検討していくにあたって数多くの示唆をいただいた。
平成24年度
FD推進委員会では、平成22年度から大学でのFD活動の推進などを目的にFD講演会を実施してきている。平成24年度も1回の実施があり、多くの教職員が参加し充実した講演会となった。講演会の概要およびアンケートの結果について以下に記録しておく。
日時: | 平成24年9月27日(木)14時00分~16時00分 |
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会場: | 宮崎キャンパス本館2階会議室/都城キャンパス本館2階多目的会議室 |
講師: | 大学評価・学位授与機構 研究開発部 准教授 栗田 佳代子 先生 |
演題: | 「ティーチング・ポートフォリオ(TP)の導入・活用について」 |
参加人数: | 36人 【宮崎キャンパス 18人/都城キャンパス 18人】 |
TPとは、大学等の教員が自分の授業や指導において投じた教育努力の少なくとも一部を、目に見える形で自分および第三者に伝えるために効率的・効果的に記録に残そうとする「教育業績ファイル」、もしくはそれを作成するにおいての技術や概念および、場合によっては運動を意味する。TPの導入により、将来の授業の向上と改善、根拠の提示による教育活動の正当な評価、優れた熱心な指導の共有などの効果が認められる等の効果があると言われている。(2008年12月24日中央教育審議会(答申)「学士課程教育の構築に向けて」より)
この講演では、講師の栗田先生より、TPとはどういうものか、からTPの実践例とうについてご講演いただいた。さらには、ミニTPとして、実際のTPの作業を簡単に体験することもできた。TPの手法は各先生方でご理解いただき、今後の教育活動に役立てていただければと考えている。このTPは大学で組織的に実施していくこともできるが、まずはこの講演会を聴講して、その中で興味をもたれた先生方が個人単位で実施していくだけでもよいかと考えている。個人単位のTPの活動が大きくなってくれば、大学のFD活動の組織的な活動の事業の1つとして実施していくことも可能かと考えている。