
貧血とは、生体内の酸素を運んでいる血中ヘモグロビンが減少し、全身が酸素不足になり、立ちくらみをおこすなどの症状です。貧血に多いのは、鉄分とタンパク質の不足による栄養性貧血です。運動・スポーツ貧血も同じことです。
鉄分はもともと体内に吸収されにくいミネラルで、鉄分を食べる時刻と1日の食べ合わせも大切です。朝は鉄分を吸収しようとしている貴重な時間帯で、朝食に鉄分と良質なタンパク質を一緒に食べると、貧血予防に効果的です。「いつ、何を、どのように食べるか」の時間栄養学から、健康づくりと生活習慣病予防について研究しています。