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公開講座「野鳥とのふれあいで宮崎の自然を学ぶ~第2回」を実施

2月9日(日)午前8時半から11時、阿波岐原市民の森(宮崎市)で、「日本野鳥の会宮崎県支部(支部長 岩切 久氏)」の協力を得て実施、41名の方に参加いただきました。当日は同支部主催の市民の森探鳥会との合同開催となったため参加者は合計72名となり、大人数での野鳥観察会となりました。

始まりの会では挨拶のあと、野鳥観察のマナーや双眼鏡の使い方、観察コースの説明などがあり、参加者は熱心に耳を傾けていました。総合案内役の日本野鳥の会宮崎県支部の前田幹雄さんに続き、いくつかのグループに分かれて観察スタート!早速、冬鳥の代表である「ジョウビタキ(メス・オス)」や「シロハラ」の登場にあちこちで歓声が上がりました。

この日の最大のお目当ては〝幸せの青い鳥″かと見紛う「ルリビタキ」です。いこいの池の近くで大きな人だかりが出来たのであわてて走っていくと、なんと多くの人の目線の先にいたのはルリビタキでした。通路の真ん中で、羽毛を膨らませたかわいい青い鳥をゆっくり観察する事ができました。ほかにもキツツキの仲間の「コゲラ」や、めったにお目にかかれない「キクイタダキ」、猛禽類の「ノスリ」や「ミサゴ」など、計31種類もの野鳥に出会えました。
これらの鳥は、渡りの途中や留鳥として、それぞれ生息域や食性を分け合い食物連鎖の役割を担いながら暮らしており、市民の森の自然は多くの野鳥にとって暮らしやすい環境であることが分かりました。

アンケート回答者全員から「とても楽しかった。また参加したい」との回答をいただき、以下の感想が寄せられました (原文のまま)。

  • 講座で学んだことを今後に生かしたい。初心者ですが普及させるようなことをしたいと思った。
  • 山奥でしか見られない鳥と思っていた鳥が身近にいることがわかりました。鳥の姿は美しいですが、姿が見えなくても鳴き声が聞こえると穏やかな気持ちになります。
  • 公開講座は情操教育に大切な機会でした。今度は子どもたちも連れてきたいです。
  • 南九州大学の公開講座goodでした!来年もあれば参加したい
  • こんなにゆっくり歩き、鳥に気持ちを集中したことがなかったので、非常にリフレッシュできました。

 

南九州大学地域連携公開講座「野鳥とのふれあいで宮崎の自然を学ぶ」は座学と屋外観察会の二段構えで実施しました。座学では野鳥に関する知識や情報の提供、野鳥と自然環境保護の重要性を学び、屋外観察会では宮崎の野鳥の生息状況を目と耳で体感しました。参加者は、身近なところで、懸命に生きている野鳥に関心を寄せることで、宮崎の自然保護の重要性や必要性を感じる貴重な機会となりました。