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オードリー・タン台湾デジタル担当大臣と意見交換

3月17日、宮崎県内の若者らによる「デジタル社会のこれからの姿と地方におけるイノベーションの可能性」についての意見交換会が、宮崎県庁の講堂で開催されました。

参加したのは河野県知事をはじめとする、県内の高校生・大学生・若手経営者などの18名。本学からは健康栄養学部食品開発科学科4年の内田さん(4月から本学大学院へ進学)が参加しました。

そして、意見交換の相手は、新型コロナウイルスへの対応でも世界的に注目を集めている台湾のデジタル担当大臣オードリー・タン氏です。
台湾と宮崎をオンラインでつないだ、貴重な意見交換会となりました。

オードリー・タン台湾デジタル担当大臣は最初の挨拶で「これからの将来について考え取り組んでいく中心となるのは若い人たちであるべきである」という自身の考えを全員に伝えていました。

本学学生とオードリー大臣の意見交換

このあと、参加者とオードリー大臣との意見交換が行われ、なんと本学学生の内田さんも意見を伺う機会をいただきました。

 

内田さんの質問
「私の所属する南九州大学では、2021年からSlackというコミュニケーションツールを全教職員、全学生に導入しました。私も学生アンバサダーに任命されて、この前から使い始めたのですが、すごく面白いツールだと感じています。そこで質問ですが、タン大臣は、Slackのようなコミュニケーションツールを仕事で使っているのでしょうか?デジタルトランスフォーメーション(DX)が叫ばれる中で、ぼくらのような学生もいち早くそのようなツールに慣れておくべきだとお考えですか?大学のイノベーションに、Slackのようなツールは有効とお考えですか?」

オードリー大臣の回答
Slackはg0v(ガヴ・ゼロ)*で使用しています。とても多くのチャネルを使っていて、マスクの配給などでも多くの人とコミュニケーションをしています。大臣という肩書のもと(本来の仕事)では使っていないけど、よく似たツール(ロケットチャット)を使用している。多くのツールがあるから、時と場合、仕事に分けていろんなものを活用するといい。自分たちで選択できるのもいいこと。

 

*シビックハッカー達(社会問題の解決に取り組む民間のエンジニアのこと)によるコミュニティ

宮崎日日新聞に掲載されました

当日の様子はマスコミにも取材され、宮崎日日新聞にも掲載されました。(画像クリックでPDF表示)。

 

写真:宮崎日日新聞の記事(令和4年3月18日)