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子ども教育学科 地域貢献

公開講座「森の音楽会 心のバリアフリー」を開催しました

10月24日 青空のもと、都城キャンパスで
地域と連携した公開講座「森の音楽会 心のバリアフリー」を開催しました。

この音楽会では特別支援学校と小学校に通う子どもたちがいっしょになって、
森のなかで材料を拾い集め、オリジナルの楽器を創り、演奏を楽しみます。

参加した8名の子どもたちは、グループに分かれ、早速、森に入って材料集めをします。

こんなものを見つけたり・・・

こんなものを見つけたり・・・

いろんな形や大きさのドングリもこんなに拾い、
あっという間に、箱がいっぱいになりました。

集めた材料は、みんなで力を合わせて運びます。
さて、どんな楽器ができるのでしょうか・・・

部屋に戻ると、すぐに気に入った材料を箱から取り出し、
おもいおもいに、楽器づくりに取り掛かります。

竹筒のなかにドングリを入れて 振ってみると・・・・
これは、マラカスかな?

いえいえ、この “竹筒マラカス”
なんと4種類の音が出せるのです。

竹筒を叩くためのスティックがこちら。

スティックの先には森で拾った小石がふたつ。
なんでも、石の大きさを変えるところが
ポイントとのこと。音の高さが変わるのだとか。

こちらでは、竹筒に紙を貼り、
ヒモで巻いて仕上げています。
アートの現場ですね・・

小さな子どもたちは、オリジナルの手描きの絵で仕上げ

子どもたちにゆだねてみると
アイディアはとまりません。
止めているのは、わたしたち大人なのかも・・・

楽器ができあがると、仕上げのチューニングです。
気に入った音は出たのでしょうか・・・

できあがった楽器を手に、子どもたちは森へと向かいます。

さあ、音楽祭のはじまりです。

はじめに、「たどぽ~れ」のみなさんの演奏に合わせて
楽器を鳴らし、合奏します。

「だとぽ~れ」は都城・三股を拠点とし、
子どもたちにクラシックの楽しさを伝える
活動をしているグループです。

つづいて、となりのトトロの「さんぽ」
子どもたちは演奏しながら、森の中を練り歩きます。

心地よい音色に惹かれ、ひとりの子が歩み出て・・
置いてあったキーボードを手に演奏に加わります。

そして最後は、完璧な2拍子を振って
「たどぽ~れ」やお友達の演奏を引っ張ります。

ぴたりと決まったフィニッシュに、
みんなから「すごい!」と絶賛の声。
さながら、天才指揮者、降臨の瞬間でした。

この一体感のなかでは、誰もバリアをはっていません。
「心のバリアフリー 森の音楽会」は、まだまだ続きます。