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子ども教育学科

金御岳山頂でサシバ(鷹)の観察 ~ 探究する力 ~

子ども教育学科の学びは、「子どもの心身」「子どもと地域」「子どもと自然環境」の3つの柱に沿って、特色あるさまざまな講義が提供されています。そのひとつ、「環境教育論」では、地域の自然を教材として子ども達の「探究する力」を育むために、保育士・教員志望の学生たちが必要な知識・スキルを身に付けることを目指します。そのために、まず、自然を感じることを大切にしています。

サシバ(鷹)の観察

今日は、大学のバスで30分ほど走った金御岳の山頂から、サシバ(鷹)の観察を行いました。
地元の方でも知らない人が多いのですが、金御岳は日本でも有数のサシバの渡りを観測できる場所で、多い日には数千羽の鷹が宙を舞いながら、南の方向へ飛んでいく姿をみることができます。

山頂に登れば、都城盆地や霧島の山々が一望できます。
景観や地形をみるのにも、金御岳は絶好のポイントなのです。

山頂に登った学生たちは、双眼鏡を使って、青空のなかにサシバを探します。
でも、半信半疑では眺めていては見つかりませんよ。

こうやって、丁寧に探し続けていると、だんだん目が慣れてきて・・・

サシバを見つけたようです! 上昇気流をつかまえて、サシバは螺旋を描きながら、どんどん上昇していきます。

上昇した後、サシバ達は南の方へと、風に乗って飛んでいきます。

今回はわずか1時間の滞在でしたが、2〜30羽のサシバを観察することができました。

探究は続きます

ところで、サシバ達が次に降り立つ場所はどこなのでしょうか?
また、北へ戻るときはどこを通っているのでしょうか? それはいつ?

自然には、まだまだ、わからないことがたくさんあります。
だからこそ、身近な自然は「探究の素材」になるのです。

学生たちは、この後、今回の経験を教育へ活用する方法を考えていきます。

なぜなら、これからの学びは「探究」が基本となるからです。
そして、当然、教師には、探究の指導力が必要とされるからです。