環境園芸学科 管理栄養学科
環境園芸学科と管理栄養学科の連携授業を実施
令和元年度 学長裁量費による「(重点課題型)教学改革」事業
「育てる」そして「素材を大切に美味しく料理」しました
~環境園芸学科と管理栄養学科の連携~
令和2年1月29日(水)に学部間連携事業として環境園芸学科2年生のうち環境保全専門実習・果樹専門実習を受講している学生41名が都城キャンパスで栽培した、「糸巻き大根」と「さつまいも」を使って宮崎キャンパスの調理学実習室及び給食経営管理論実習室の2グループに分かれて調理体験しました。
【調理学実習室】
男性17名(県内出身3名・県外出身14名),女性4名(県内出身1名・県外出身3名)の計21名の参加でした。メニューは、下記の3品でした。
(1)糸巻き大根のお好み焼き(みそ&チーズ)
(2)ねりくり(宮崎県の郷土料理)
(3)糸巻き大根葉入りおやき
初めての試みでしたが、糸巻き大根をお好み焼き風に料理、大根葉は捨てることなくおやきの具材に、芋を使って宮崎県の郷土料理「ねりくり」を作りました。
『食材を全て無駄なく使われていて、とても美味しかったので家でも作ってみたいと思いました。都城キャンパスでは、調理・加工の実習をしたことが無かったため、とても新鮮な気持ちで授業を受けることができました。将来、役に立つ実習だった。どれも美味しかった。』等の感想が多かったです。
【給食経営管理論実習室】
20人の学生とともに衛生管理を遵守し、新調理システム機器スチームコンべンションオーブンを使用した調理を実施しました。調理内容は、下記の2品でした。
(1)スイートポテト
(2)ふろふき糸巻き大根の肉みそがけ
実習の中で、サツマイモに含まれているビタミンCは、でんぷんで覆われているために壊れにくいことや食物繊維が豊富なこと。
糸巻き大根の皮に近い部分に血液をさらさらにしたり、発がん抑制効果やアンチエイジングの効果を持つ成分が多いので皮ごとすり下ろすと良いこと、葉にはカリウムやビタミンCが多いこと等の栄養についても確認しました。
サツマイモの皮剥きに奮闘する学生、肉みそが味の決め手と懸命に木べらを動かす学生、スイートポテトの形が決まらずに友達に応援を頼む学生等、楽しく、真剣に取り組むことができた心温まる時間でした。
都城キャンパスと宮崎キャンパスを繋いでくれた「サツマイモ」と「糸巻き大根」に感謝です。