環境園芸学科 地域貢献
小林市役所前に地元の花のディスプレイガーデンを制作しました。【庭園デザイン学研究室】
西諸県地区は鉢苗物の生産が盛んです。しかし、県外出荷が多いことなどもあり、地域の人にあまり知られていないということす。そこで、地区で生産された花苗を主とした寄せ植え等のディスプレイを製作してほしいという依頼が当研究室にありました。公共の場に展示することにより、地域住民へ花苗の産地であることを広くPRするとともに、ガーデニングへの興味を喚起し、消費拡大を図る狙いです。そこで、当研究室では、今まで学んできた庭園デザインや技術を活かし、ご家庭でも造ることができる花のある暮らしをイメージして設計しました。
(小林市役所本館玄関前に展示。展示期間は2018年11月16日(金)から2019年1月6日(日)まで。)
パーゴラや木製のプランターはDIYでも作ることができます。今回はクリスマスのプレゼントBOXをイメージして、花の色と併せてペンキで塗装しました。 大きなリースは市役所の建物のイメージに合わせ、木材を組み合わせ、そこに、どこのお庭にもあるような樹木を剪定し飾りつけました。
来庁者や市役所職員が度々見に来られ、とても綺麗ですねと多くの賞賛の声をいただきました。
また、担当されていた宮崎県農政水産部西諸県農林振興局農畜産課の上中様からは「今回の作品は、消費者に対して花のある明るい生活を提案する趣旨で作成していただいたものでしたが、その一方で、花を提供した生産者にとっても、今日の厳しい市場状況下で営農意欲や情熱を支えてくれる作品になっていることが見て感じ取れました。何より、先生や学生の方々に熱や愛情を込めて作って頂いたという過程が、市や生産者にとって大きな刺激となっていました。完成した作品のみならず、デザインから作成にかけていただいた時間の全てが産地にとってエールとなりました。今回灯していただいた火を今後も消すこと無く、維持発展していけるようにがんばっていきたいと思います。」と嬉しいメールをいただきました。今後も地元の方々にご協力できるよう励んでまいりたいと思います。
展示用ポスターも制作しました↓↓↓