食品開発科学科
「食事体験実習」をフレッシュマンアワー授業として行いました
平成30年7月3日(火)に食品開発科学科1年生対象のフレッシュマンアワー授業の一環として、フェニックス・シーガイア・リゾートにおいて食事体験実習を行いました。
この実習の目的は、一流シェフの料理を味わいつつテーブルマナーを体験するものです。
学生たちはスーツ着用で参加し、シーガイアの専門スタッフより、接客する際のポイントを話していただいた後、コース料理(フレンチコース)を一品ずつ配膳されるごとに、料理担当スタッフの方から料理の素材やその特徴などについて説明を受けました。
接遇マナーをはじめ、テーブルマナーの基本、食材の特性を生かす調理法など食品開発科学科の学生として是非身につけてほしい講習内容でした。
受講生は、初めは緊張した面持ちで、慣れない手つきでコースメニューを頂いていましたが、テーブルマナーは本来食事を楽しむために設けられたものであるとの説明がなされたころから、次第に緊張がほぐれ、歓談しながら美味しく頂くことができている様子でした。
参加した食品開発科学科1年の知念涼華さん(沖縄県立中部農林高校出身)は、
「料理を食べながらマナーについて学べて楽しかったです。特に料理によって使うフォークやスプーンを変えることや、スープを飲む際、自分の正面にスプーンの先がくるようにしなければいけないことを知り驚きました。メニューでは日向夏等宮崎産のものが使われていました。マナー等で分からない点を教えて頂き、楽しく食事をすることができ、良い思い出になりました。」
と感想を述べていました。
また、羽太拓未さん(神奈川県立中央農業高校出身)は、
「出す料理の順番には、意味があることが分かり、一つ一つの料理を味わうことができました。テーブルマナーは、社会に出ても使うので覚えておくことが大事だと思いました。」
とコース料理の楽しみ方を知ることができたとともに、テーブルマナーの大切さを理解している様子でした。
さらに、假屋茉瑠海さん(鹿児島県鹿屋中央高校出身)は、
「フォークやナイフの使う順番から持ち方に始まり、ナプキンの置き場所や終わりの置き方まで、一つ一つ動作に昔からのマナーが引き継がれていることが分かりました。オードブルは野菜を中心としたもので、魚料理と肉料理の間に口直し用のソルベがあったので驚きました。しかも、魚料理の味の濃さによって氷の粒の大きさが変化することはさらに驚きました。料理一品にたくさんの考えと工夫が詰まっていることを、良く学べました。」
と述べ、当実習で経験したことをこれからの学びに役立てたいとの意気込みが伝わりました。
この実習体験が、将来「食のスペシャリスト」になるためのフードコーディネートについて理解を深め、食品開発への方向性を明確に感じ取りつかむための良い機会になったものと思います。
実習日時:平成30年7月3日(火)16:30~18:30(シーガイアコンベンションセンター ファウンテン(2階))
(平成30年7月19日(木)健康栄養学部 食品開発科学科 岡崎善三)