食品開発科学科
「食事体験実習」をフレッシュマンアワー授業として行いました
平成29年6月13日(火)に食品開発科学科1年生対象のフレッシュマンアワー授業の一環として、フェニックス・シーガイア・リゾートにおいて食事体験実習を行いました。
この実習の目的は、一流シェフの料理を味わいつつテーブルマナーを体験するものです。
学生たちはスーツ着用で参加し、シーガイアの専門スタッフより、接客する際のポイントを話していただいた後、コース料理(フレンチコース)を一品ずつ配膳されるごとに、料理担当スタッフの方から料理の素材やその特徴などについて説明を受けました。
接遇マナーをはじめ、テーブルマナーの基本、食材の特性を生かす調理法など食品開発科学科の学生として是非身につけてほしい講習内容でした。受講生は、初めは緊張した面持ちで、慣れない手つきでコースメニューを頂いていましたが、テーブルマナーは本来食事を楽しむために設けられたものであるとの説明がなされたころから、次第に緊張がほぐれ、歓談しながら美味しく頂くことができている様子でした。
参加した食品開発科学科1年の新見宥陽君(広島県立吉田高校出身)は、「ナイフやフォークの使い方などの作法を学ぶことができました。また、お皿を効率よく安定して持つ方法も学ぶことができました。出された料理はどれも美味しくて、グリル・ソテー・ローストなどの料理の名前に使われる言葉の意味なども知ることができました。」と感想を述べていました。
また、川尻莉里花さん(長崎県立北松農業高校出身)は、「前菜がつくられるようになった背景が、その食事会の主催者が来ないと他の人が料理を食べられない為、その待つ間の軽食だということを初めて知りました。料理はどれも美味しくて、特に真鯛のソテーソースに柚子が使用されていてフランス料理の中に和を感じました。今回学んだテーブルマナーやおもてなしの心を、食品開発をしていく中で将来役立てていきたいと感じました。」とコース料理の起源を知ることができたとともに、料理の美味しさに感激している様子でした。
さらに、川畑彩香さん(宮崎県立宮崎農業高校出身)は、「初めてのテーブルマナー講習で緊張しましたが、手順良くそして美味しく楽しく食べることができました。食事は丁寧に食べることによって、清々しく食べられることを知りました。特に、お魚の料理が美味しかったです。今回の経験を将来に生かせるようにしたいと思いました。」と述べ、当実習で経験したことをこれからの学びに役立てたいとの意気込みが伝わりました。
この実習体験が、将来「食のスペシャリスト」になるためのフードコーディネートについて理解を深め、食品開発への方向性を明確に感じ取りつかむための良い機会になったものと思います。
実習日時:平成29年6月13日(火)16:30~18:30 (シーガイアコンベンションセンター オーチャード(2階))
(平成29年7月7日(金)健康栄養学部 食品開発科学科 紺谷靖英)