環境園芸学科 地域貢献
道の駅「なんごう」の植栽地改修計画を在学生がプレゼン
卒業研究で行ってきた、道の駅「なんごう」の植栽地改修計画について、日南市にてプレゼンさせていただきました(2022年12月14日(水)。
庭園デザイン学研究室の4年生、有賀涼くん、倉地凛平くんは、老朽化している道の駅「なんごう」(日南市南郷町)の駐車場から売店までのスロープ一帯にある植栽地をより良いものにし、日南市に提案したいという思いから、この場所の計画を卒論にすることにしました。計画を作る上では様々な調査を行い、エビデンスを要したプランを作成しました。
開業当初の目的や、当時の利用状況などを文献調査から明らかにし、またその場所の問題点や価値を再認識するため何度も足を運び、現地調査や関係者へのヒアリング調査、来場者の行動調査、地域の植性調査、SWOT分析を行いながら、何度もプランを練り直しました。そして最終段階では、ウッドデッキを仮設置し、さらに行動調査し、また、関連各所にプランを見せてご意見を伺うなどして進めてきました。
日南市のプレゼンでは、日南市長の高橋透様をはじめ、産業経済部長をはじめ、担当の方々に聞いていただくことができました。計画の内容にはまだまだ問題点もありますが、学生たちの新しい発想や視点、価値の活かし方など、評価していただくことができました。このプレゼンを機に道の駅「なんごう」の改修について、議論が進むきっかけになったと思います。
学生は、ただ設計するだけではなく計画に至るまでの調査やプレゼン方法など、多くのことを学ぶことができました。地域の方々や関係者様にご協力やご支援いただけたことに感謝します。
また、本研究内容は日本造園学会九州支部2022年福岡大会(2022年12月17日)にてポスター発表し、多くの皆様にも見ていただくことができました。
(本研究は、株式会社日南造園様よりの受託研究として実施いたしました。)