子ども教育学科 環境園芸学科 地域貢献
「第34回緑の環境プラン大賞」受賞
南九州大学の学生が地域の保育者とともに取り組んだガーデンプランが、「第34回緑の環境プラン大賞」(主催:公益財団法人都市緑化機構)のコミュニティ大賞を受賞しました。
南九州大学環境園芸学科と子ども教育学科は、一万城幼稚園(宮崎県都城市)と2023年5月に受託研究契約を締結し、園児が園内で自然と触れあいながら環境のことを学ぶことができる場について、保育者と学生を中心に空間設計や取り組み方を検討してきました。この取り組みから生まれたガーデンプランが、今回ポケット・ガーデン部門でコミュニティ大賞を受賞しました。
受賞案は「想い出のガーデン」という名称で、野菜作りや花の植え替え、芝敷きや資材の色塗りなど、園児が様々な作業にかかわりながらガーデンを整備するものです。想い出に残る体験を提供するとともに、草花や生き物の観察から気づきを得る「子ども会議」の推進など、園児の心の成長をもたらすことが期待される取り組みであると評価され、コミュニティ大賞(応募総数37件、入選8点の中のひとつ)に選出されました。
ガーデンの設計プランをまとめたのは、環境園芸学科の 4年生の竹内陽菜乃さんです。自然と触れ合うことができるビオトープや、様々な素材を用いた園路、築山、収穫体験ができる畑など、幼稚園側の要望とすり合わせながらプランニングしました。これから、庭園デザイン研究室(牧田直子講師)の学生を中心に施工します。
またこの施工には園児も加わります。子ども教育学科では、幼児教育研究室(藤本朋美准教授)の 4年生の加藤捺希さんと甲斐彰真さんを中心に、園児がより楽しくガーデンへ関わることができるよう、教材作成や施工の際の補助に取り組みます。
緑の環境プラン大賞
「緑の環境プラン大賞」(1990(平成2)年創設)は、「国際花とみどりの博覧会」の理念をふまえ、緑豊かな都市環境で育まれる人と自然とのふれあいやコミュニティの醸成等の実現に資する緑化プランについて、優秀作を表彰するとともに、そのプランの実現のために助成を行っているものです。(主催:公益財団法人都市緑化機構、一般財団法人第一生命財団、後援:国土交通省や全国知事会、全国市長会、全国町村会、第一生命保険株式会社)
[追記]各種メディアに掲載されました
上記の通り南九州大学の学生がデザイン・施工し、「第34回緑の環境プラン大賞」のコミュニティ大賞を受賞した一万城幼稚園の庭園「想い出のガーデン」が、下記の通り各種メディアに掲載されました。
記事の中で、デザインした環境園芸学科4年の竹内陽奈乃さんのコメントが掲載されています。
<宮崎日日新聞より抜粋>
園児たちと一緒に成長できるガーデンになってほしい
<UMKニュースより抜粋>
園児のプロではないので予想外のことばかりですけど、たくさん散らかして、たくさん汚してもらえたらなと思います
掲載日 | メディア | 記事 |
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2024年3月2日 | 宮崎日日新聞 | 一万城幼稚園庭園 環境プラン大賞 |
2024年3月13日 | 四季折々を楽しむ 幼稚園に自然と触れ合えるガーデン完成 |