環境園芸学科 地域貢献 国際交流(国際貢献)
収穫の秋「チャレンジ農園」の稲刈り体験
令和5年10月14日(土)に、チャレンジ農園(※)の稲刈り体験を行いました。
ベトナム人留学生4人を含む16人の学生が参加しました。6月11日の田植えから数えて、125日目の収穫です。
当日は、あいにくの小雨模様のため、昼食をお弁当に切り替えることとなり、発起人である南九州学園の江夏由宇子理事のお宅で、ベトナム人留学生4人がお弁当詰めのお手伝いをさせていただきました。江夏理事が2日前から仕込まれたお煮つけをはじめ、おにぎり、揚げ物、中華スープにデザートまでが準備されており、皆の口から歓声が上がりました。
また、ご仏壇に興味を持った留学生達に、江夏理事から日本文化の紹介も兼ねて、拝み方を教えていただき、全員でお線香をあげさせていただきました。
お弁当を車に積んで、田んぼに向かうと雨も上がっておりましたが、ご指導いただく管理委託農家の松山様から、「田んぼがぬかるんでいることと、稲穂が濡れたまま収穫するとコンバインが詰まるので収穫は難しい」「風が吹いて稲穂が少し乾いたら午後から収穫できるかもしれない」とのご判断で、先ずは、機械で刈れない四隅の稲を全員で手刈りしました。
その後、手間暇かけて作られた、江夏理事のお弁当を皆で美味しくいただきました。
結局、風が吹かず、稲穂が乾かなかったため、収穫をあきらめ、コンバインの操縦を全員で体験させていただきました。
最後に全員でお礼の挨拶をさせていただいた後、松山様の息子さんが駆けつけてくださり、「来年からは私も参加し協力させていただきます!」とのお言葉をいただき、皆で喜び合いました。今後の活動にまた一つ楽しみが増えました。
体験会の終了後に、留学生達は、江夏邸に戻り、後片付けのお手伝いをさせていただきました。江夏理事から、「お弁当詰めや、後片付けのお礼に」と、ティータイムにケーキをご馳走していただき、皆が大喜びで美味しくいただきました。
帰りには、「今晩のおかずに」と、食材を箱詰めしてお土産にいただきました。
松山様には、田植えに始まり長期間に及ぶ稲作体験でご指導を賜り、誠にありがとうございました。また、体験の機会と毎回の昼食のご提供をいただきました江夏理事をはじめ、ご協力いただきました皆様に、深く御礼申し上げます。
チャレンジ農園(稲作部門)
チャレンジ農園(稲作部門)は、令和2年度から南九州学園の江夏由宇子理事のご厚意で、コロナ禍でアルバイト収入 が減った留学生、そして、日本の農業技術を学びたい留学生のために、稲作体験の「田んぼ」をご提供いただき、管理委託農家の松山様のご指導の下、シーズン毎に、各種農業機械の操作体験をさせていただいています。昨年からは、希望する日本人学生も加わり、賑やかなイベントとなりました。