食品開発科学科 地域貢献
ねりきり(和菓子)作りに挑戦
【食品開発演習Ⅰ】~ 地元和菓子の魅力に触れる実習~
食品開発科学科では、2年生を対象とした「食品開発演習Ⅰ」において、地元の和菓子製造会社である虎彦株式会社の上田耕市社長と菓子職人の三輪健二課長を外部講師に迎え、「和菓子の製造実習」を行いました。
日時:令和5年12月5日(火)
場所:南九州大学宮崎キャンパス 食品加工学実習室
実施概要
本授業では、上田社長の和菓子作りに関する講義と、三輪課長の指導による和菓子(ねりきり)の製造実習が行われました。受講生たちは、熱心に講師の手つきを見つめ、四季折々の色とりどりのねりきりに感動しました。その後、餡を包む工程を何度も練習し、最終的には南天、椿、落葉、クリスマスツリーの4種類のねりきり作りに挑戦しました。
学生の感想と成果
学生たちは真剣に技術を学び、練習を通じて和菓子づくりの奥深さを実感しました。彼らが作り上げたねりきりには、地元ならではの四季折々の風情が感じられ、完成した和菓子を前には満足そうな表情が広がりました。
地域と連携した学び
今回の実習を通して、学生たちが地元の食品産業に対する興味を高めるとともに、プロの菓子職人が大切にしている心構えや態度を学び、将来の就職先で実践できるようになることが期待されます。地元企業との連携を通じ、学生たちは実践的なスキルだけでなく、地元ならではの食文化や伝統に触れる貴重な機会を得ました。
食品開発科学科は、地域の特産品や食文化に根ざした実践的な学びを提供し、地域社会への貢献を果たす学生を育成することを目指しています。今後も地元企業と連携しながら、食のスペシャリストを育成し、地域に新たな価値を創造していく取り組みを展開してまいります。