子ども教育学科 地域貢献
科学実験教室「わくわくカラーワールド」を開催
12月9日(土)に都城キャンパスで、南九探究クラブ「科学実験教室 わくわくカラーワールド」を開催しました。
今日のミッションは、「その辺にある土をつかってオリジナルのクレヨンをつくれ!」
担当は、子ども教育学科4年の新穂千尋さん(都城泉ヶ丘高校出身)。
子どもたちに、地層の写真からいろんな色の土があることをイメージしてもらいます。
手順を聞いた子どもたちは、まず、自分の好きな色の土を選びます。
選んだ土は、ふるいにかけた後、乳鉢で細かく擦ります。
学生たちの今回のミッションは「子どもの主体性を邪魔しない関わり方を探れ!」です。何を伝え、何を教えないか、その見極めが大切です。そのために必要になるのが、子どもの様子をしっかりと見取る眼です。
擦って細かくした土に、油と蜜蝋を混ぜ、温めて溶かします。
学生たちは、手を出しすぎないよう、口を出しすぎないよう、試行錯誤しながら子どもたちと関わっています。
溶かしてドロドロになった土をストローに流し込み、しばらく冷やすとクレヨンの完成です。
なかなかうまくできずに、モチベーションが下がった子どもにも、うまく働きかけることができ、子どもたちみんなが達成感を感じているようでした。
最後に、完成したMyクレヨンを持ち寄り、みんなで大きな絵を描きまました。
クレヨンの書き味も満足いくものだったようです。
このプログラムは、身近な土や油を使ったクレヨンづくりを通して、子どもたちに探究や科学を身近に感じてもらうことを目的としています。
また、このプログラムは、子ども教育学科で先生を目指す学生たちが、子どもたちの「探究する力」を育むための指導法を経験的に学ぶための場として設定しています。
学生たちは、試行錯誤を繰り返しながら、子どもの探究を促進する、ファシリテーターとしての関わり方を、少し体得できたようです。
南九探究クラブは、まだまだ続きます。 次回もご期待ください!