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子ども教育学科 地域貢献

綾BR発「カモシカESD絵本」が完成しました!


 子ども教育学科 遠藤ゼミナールの2023年度卒業研究で取り組んだ、カモシカESD絵本が完成しました。

 この春卒業し、保育の現場で活躍している小川七海さん(宮崎南高卒)が、綾ユネスコエコパーク(BR)でのフィールドワークを通して、いろいろな方達と関わりながら、試行錯誤の末に1年半を費やして完成させたものです。


 小川さんの、この探究的で課題解決型の学びのプロセスと成果は、各方面で高く評価され、高等教育コンソーシアム宮崎の2023年度公募型卒業研究では最優秀賞を受賞しました。


 完成したカモシカESD絵本は、ご協力いただいた延岡市、日之影町、高千穂町、そして五ヶ瀬町の教育委員会を訪問して直接お渡ししました。

 「綾BR」発のカモシカESD絵本が、宮崎県北部の「祖母・傾・大崩BR」へと波及していきます。


 カモシカESD絵本制作で大変お世話になった綾町の保育所、教育委員会、役場、猟友会、森林管理局、そしてレクチャーしていただいた講師の皆様には、小川さんが感謝の気持ちを込めて絵本をお届けしました。

 また、綾町の松本俊二町長には、指導教官の遠藤晃教授が、綾町と南九州大学の連携事業の成果報告と併せて謹呈し、たいへん喜んでいただきました。

 カモシカESD絵本は、発刊に向けて、ただいま準備中です!

ESDとは?

ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されています。
今、世界には気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇、貧困の拡大等人類の開発活動に起因する様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え、人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できるよう、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことで、問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらし、持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習・教育活動です。
つまり、ESDは持続可能な社会の創り手を育む教育です。

部科学省HPより抜粋

持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)

BRとは?

 人間と自然との共生実現に向け、ユネスコが1971年に発足させた「人間と生物圏計画(Man and Biosphere Programme;MAB)」の中心的事業で、「生態系の保全と持続的利活用の調和」を目的とし、保全・開発・学術の3つの機能をもつ地域のことです。登録された地域のことを、一般にBiosphere Reserveと呼び、こ の国際通称はBRで、日本語訳では生物圏保存地域、日本語通称でユネスコエコパークです。

綾町HPより抜粋

綾ユネスコエコパーク