食品開発科学科 大学院研究科
チルド食品の品質向上へ 天狗缶詰㈱と南九州大学が共同研究
南九州大学(黒木思音、小野井奈々、長田隆)と天狗缶詰㈱による共同研究「ロングライフチルド食品の変敗原因菌 Paenibacillus属細菌芽胞の耐熱性特性について」の研究成果が発表されました。
近年、チルド食品の変敗事故(傷みやすい)問題が注目されており、その原因となる変敗菌の耐熱性について詳しく調べた報告は少ないのが現状です。
そこで、南九州大学は天狗缶詰㈱と協力し、原材料や製造工程から分離された25株のPaenibacillus属細菌(食品の変敗原因となる細菌の一種)の耐熱性を調査しました。その結果、チルド食品をより安全にするための加熱殺菌条件の基礎データを得ることができました。
研究の結果と今後の展望
この研究成果は「第73回技術大会研究発表論文要旨集」(缶詰時報2024年10月号)に掲載されています。
(PDFファイル)
「第73回技術大会研究発表論文要旨集(缶詰時報2024年10月号掲載)より」