食品開発科学科 地域貢献
日向夏ケチャップの発売を宮崎県知事に報告
令和6年11月27日(水)、食品開発科学科の食品開発学研究室(吉本博明教授主宰)と綾町プロジェクトチームの学生たちが、11月20日に先行発売された”日向夏ケチャップ“の発売を河野宮崎県知事に報告しました。
綾町ユネスコエコパークと共同開発
吉本研究室と綾町ユネスコエコパーク推進室は、2020年から”綾ユネスコエコパーク産蜂蜜を利用した新規食品開発”を進めてきました。今回商品化された”日向夏ケチャップ”は、この研究テーマの一環として取り組んできた成果です。
製造は都城市のヤマエ食品工業株式会社(代表取締役社長:江夏啓人)、販売はJAみやざき綾町地区本部(地区本部長:坂元芳郎)が担当し、産学官が連携して誕生した商品です。
卒業研究から実現した商品化
このプロジェクトには、歴代の卒業生たちが卒業研究として取り組んできました。この研究は高等教育コンソーシアムみやざきの事業である公募卒論テーマにもなっています。
具体的な担当者は次の通りです:
- 2020年度: 福田恭佳(都城聖ドミニコ学園高校出身)、川越美聖(宮崎学園高校出身
- 2021年度: 木村直矢(京都府立農芸高校出身)、塚本七聖(佐賀農業高校出身)
- 2022年度: 黒肱海聖(宮崎農業大学校出身)
- 2023年度: 鈴木重史(宮崎農業高校出身)
先行発売の報を受け、OBの鈴木さんは「これからはこれを自分の誇りにしたいと思います」と喜びを語りました。
現役学生たちの声
知事表敬を行った現役学生の笠慧矢朗さん(福岡光陽高校出身・4年生)、金城華純さん(八重山農林高校出身・3年生)、堰口姫向さん(北部農林高校出身・3年生)は、「先輩たちの努力が形になって本当に良かった。私たちも後に続けるよう研究を頑張ります」と語り、さらなる意欲を見せました。
この表敬訪問の様子は、NHKやUMK、南日本新聞で報道され、多くの注目を集めました。
日向夏ケチャップ販売開始
“日向夏ケチャップ”は、宮崎県内のイオンやマックスバリューで購入できます。爽やかな日向夏の風味と蜂蜜の優しい甘さが特徴のこの商品を、ぜひお試しください。
食品開発学研究室の取り組み
食品開発学研究室では、これまでにも以下のような地産地消を活かした新商品を開発してきました:
- ”霧島さん家のグラノーラ”
- ”Kirishima Tea Join森の三姉妹シリーズ”
- ”原木しいたけと植物工場野菜のプレッツェル”
これらの商品は、林野庁新商品コンテスト受賞など高い評価を得ています。地域資源を活かした食品開発にご興味のある企業・団体の皆様、ぜひご相談ください。