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地域貢献

パリ五輪金メダリストが本学で指導

金メダリストとの練習会

昨年開催された2024年パリオリンピックで、レスリング男子金メダルを獲得した清岡幸大郎選手(フリースタイル65kg級)と、日下尚選手(グレコローマン77kg級)=いずれも神戸市・三恵海運株式会社レスリング班所属=が3月10日(月)、南九州大学を訪れ、本学レスリング部員らとの練習に臨みました。

この日は、本学の学生に加え、都城東高校レスリング部や都城ジュニアレスリングクラブのメンバーなど、3歳から20代までの約50名が参加。世界の頂点に立った両選手からの直接指導を通じて、「レスリングを楽しむことの大切さ」を体感していました。

実戦形式での技術指導

練習で清岡選手は、自身の代名詞でもある「片足タックル」と「アンクルホールド」を、実戦形式で指導。また、日下選手は、「気合いも大切」と力強く参加者に声をかけながら、グラウンドポジションでのローリング技術を解説しました。参加者たちも世界の頂点に立った両選手に積極的に質問したり、教わった技を繰り返し練習するなど、会場は終始活気にあふれていました。

講演で伝えた想い

練習後は、両選手が「あきらめないことの大切さ」や「レスリングを好きになること」について講演。質疑応答でも、質問に丁寧に耳を傾け、一人ひとりのレベルや悩みに応じてアドバイスを送っていました。

学生にも大きな刺激

昨年9月スペインで開催されたU20世界選手権に出場した、子ども教育学科2年の持永聖愛さんは、「今回学んだ技術を試合で活かして、今年は海外で勝つことを目標に努力していく。清岡、日下選手のように、将来は本学で指導したり、子どもたちに夢を与えたりする選手になりたい」と話していました。

この練習会を通じて、両選手の誠実な姿を目の当たりにした学生たちにとって、レスリングに対する考え方や目標への向き合い方、そして自身の成長を考える貴重な経験となりました。

南九州大学は今後も、地域の若手選手の育成を支援するとともに、トップアスリートとの交流機会を通じてスポーツを軸とした地域貢献に努めてまいります。

なお、この日の様子はUMKテレビ宮崎と宮崎日日新聞社によっても取材され、多くの注目を集めました。