地域貢献
大学の垣根を超えて学び合う「SPARCプログラム」が始動 !
■3大学がつながる“地域キャリア教育”の新たなかたち
本学、宮崎大学及び宮崎学園短期大学の3大学による連携授業「地域キャリアデザインⅠ(キャリア)」がスタートしました。本授業は、文部科学省のSPARC(地域活性化人材育成)事業の一環として、学生の“地域を舞台としたキャリア形成”を支援するために設けられた取り組みです。4月15日に行われた初回授業では、3大学4会場をオンラインで繋ぎ、約300名の学生が受講しました。(※宮崎国際大学は令和9年度より参加予定)
■授業の目的と特徴
この授業では、全15回の講義を通じて「キャリア」や「地域での生き方」について自ら考え、デザインしていく力を育むことを目指します。導入となる第1回では、「キャリアとは何か」「なぜデザインする必要があるのか」について、本科目を担当する宮崎大学の中山隆先生より、本授業の意義や最終的な目標が説明され、自己理解を深めるためのペアワークなどが行われました。
■学生の様子・雰囲気
講義の中で、学生たちは初対面ながらも積極的な意見交換を行っていました。また、ペアワークやグループワークでは、自分の役と向き合い、笑顔と真剣な表情が交錯する有意義な時間が流れていました。
「普段一緒にいない人の話を聞けて新鮮」「うまく話せなかったけど、それも面白かった」など、様々な反応が見られました。
中山先生からは、「キャリア=轍(わだち)」という視点や、「目的を持って設計するのがデザイン」という考えが提示され、学生たちの思考を深めるきっかけとなりました。
■今後の展開
本授業では、今後もオンデマンド講義を中心に、地域で活躍する人材の多様なキャリアについて学び、14・15回目の授業では再び大学間を繋いで、オンライン形式でワークショップなどを行う予定です。
また、本科目を含む「SPARC未来共創教育プログラム」では、地域社会や大学間連携を通して、学生が地域社会全体をフィールドに多様な人々と繋がり、共に地域の未来を切り拓くことのできる未来共創人材(宮崎産業人財育成プラットフォームで設定された、宮崎において求められる人材像)となることを目指しています。