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子ども教育学科 環境園芸学科

学部間コラボ授業「食と農業」でサツマイモの植え付けをしました!

子ども教育学科の「食と農業」は、農業としての栽培技術でなく、子ども達の学びの場や教材としての畑や栽培の活用方法を学ぶ授業です。

 そのために、環境園芸学部の教員が担当する、自然共生型農業や花卉、昆虫などの「環境園芸学」と、人間発達学部の教員が担当する環境教育やESDなどの「子ども教育学」とを往還しながら、横断的・総合的に知識とスキルを学ぶ内容へと昨年度からリニューアルしています。

 今日は、秋に実施予定の連携園の子ども達との芋掘りのために、サツマイモを定植します。

はじめに、環境教育センターで、環境園芸学科の山口健一先生からサツマイモという植物についてレクチャーを受けます。

 レクチャーでは、サツマイモの原産地や学名、特性など新しい内容とともに、植物の構造や成長と発芽の条件など、小学校の理科でも扱う内容がたくさん出てくるので、学生たちの教科書で習った知識が、リアルで使える知識へと、どんどん変わっていくようです。

座学が終わると、早速、畑へ出てサツマイモを定植します。フィールドセンター尾崎技能員から簡単なレクチャーの受けた後・・・・

まずは、マルチにサツマイモを植えるための穴を空けていきます。学生たちにとっては、初めての作業です。

つぎに、学生たちが考えた栽培計画に沿って、サツマイモの配置を決めていきます。栽培効率を考えると、ふつうは、ひとつの畝(うね)には同じ品種を植えるでしょう。しかし、畑を「学びの場」とすると、色や形のちがう、いろんな種類のサツマイモがあった方が子ども達の気付きや学びが深まるのではないか、と学生たちは考えました。

そこで、今回は7品種の苗を準備して、一つの畝に3種類ずつ、隣の畝ともできるだけ種類がかぶらないように配置して植えることにしました。イモになる根が埋まるように、成長点が埋まらないように、学生たちはひとつずつ丁寧に苗を植えていきます。

今回の定植は、子ども達と活動する予定でしたが、感染症対策のため、残念ながら学生だけの活動となりました。感染症の状況が落ち着いてくれば、子ども達にサツマイモの成長過程も見てもらう予定です。秋の芋掘りが、今から楽しみです。

 南九州大学では、「緑」「食」「人」に関する三つの学部が連携した授業を学生たちに提供しています。専門性のバリアフリーともいえる、本学のコラボレーション授業は、小回りの効く「南九州大学だからこそ出来る、特色ある大きな学びのひとつ」です。