環境園芸学科
九州の教育機関初 農林水産省農業女子プロジェクト 『未来の農業女子育成「チーム”はぐくみ”」』に採択
九州の教育機関初 農林水産省農業女子プロジェクト 『未来の農業女子育成「チーム“はぐくみ”」』に採択
「農業女子プロジェクト」は、女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵を 様々な企業の技術・ノウハウ・アイデアなどと結びつけ、新たな商品やサービス、情報を創造し、 社会に広く発信していくためのプロジェクトです。
このプロジェクトを通して、 農業内外の多様な企業・団体と連携し、農業で活躍する女性の姿を様々な切り口から情報発信することにより、 社会全体での女性農業者の存在感を高め、併せて職業としての農業を選択する若手女性の増加を図ります。
宮崎県は、温暖多照な気候、平地から山間地に至る変化に富んだ地形や標高差など優れた資源を生かした農業が展開されており、ピーマンや完熟マンゴー、日向夏、宮崎牛など、数多くの特産農畜産物を生産し、全国第5位の農業産出額を上げる全国有数の食糧供給基地として重要な役割を担っています。
このような中、農業の担い手として職業として農業を選択し、女性の目線を活かした新たな販売方法(マルシェの運営)や商品開発により、農業を通じて地域を活性化し、自分らしく輝く「農業女子」が全国的に注目を集め、今後の農業の新たな可能性が期待されています。
南九州大学(学長 前田隆昭)環境園芸学部では、「農業女子」の可能性を広げるとともに宮崎県における「農業」を通じた地域活性化の一助として、2018年度より『農業女子支援プロジェクト』を実施し、宮崎県内で農家を営む農業女子の方々と、農作物を種子から育て、販売、食卓にお届けするまでを考えて実践するプログラムを計画しました。
この度、この計画が農林水産省農業女子プロジェクト『未来の農業女子育成「チーム“はぐくみ”」』に九州の教育機関として初めて採択されました。
南九州大学の農業女子プロジェクト 「Farm to Table」
宮崎県の農家を営む農業女子の方々と、農作物を種子から育て、販売、食卓にお届けするまでを考えて実践するプログラムを実施します。
明るく元気に、そして新しい発想で、地元宮崎の農家を盛り上げていくとともに、その活動を広く県民に伝達し、農業への理解を深めることを目指しています。
①プロジェクトの目指すこと
農業が盛んな宮崎県の農業従事者の方々と接することで、授業で学んだ園芸、育種や環境、造園の知識などを実践で活かすことを目指します。また、地元での体験を経ることによって、就農、あるいは農業に関わる仕事、農作物や農家のこと、そして宮崎県の農業の促進、地産地消など、幅広く関心を持ち、新しい意見やアイデアが生まれ、宮崎県の農業発展の一助となることを目指しています。
②プロジェクトの内容
農産物の「販売する」「食卓に並ぶ」に至るまでを播種など生産段階からイメージして進めるため、主に宮崎県の女性農業者グループ「Hinata・あぐりんぬ」と連携し、生産現場で土作り・播種から収穫までを学びます。また、同時に商品名をはじめ、PR方法や店デザインなどの販売促進方法の開発などについても洗練化していきます。
③農業女子プロジェクトに期待すること
この取り組みを通じて、学生が宮崎県での農産物の生産方法について学び、販売促進方法を検討し、実際に販売することで、農業や農産物について深く関心を持ち、宮崎県産の農産物の生産方法、販売手法、PR方法など、新たな視点が生まれることが期待されます。
本学の取り組み事例
■宮崎の女性農業者組織「Hinataあぐりんぬ」とイベント出店(2021.11.21)
宮崎県の女性農業者グループ「Hinata・あぐりんぬ」と連携し、JAアズムで開催されました「Karada Good Miyazaki フェスタ2021」に参加し、販売ブースデザインや商品PRを行いました。
農業女子プロジェクトメンバー集合写真(写真中央:前田学長・杉田環境園芸学部長)
宮崎日日新聞に「農業女子プロジェクト」の活動が掲載されました。(2021.12.19)
農業女子プロジェクト『Farm to Table』の取り組みが宮崎日日新聞に掲載されました!
宮崎日日新聞朝刊記事(令和3年12月19日)(記事提供:宮崎日日新聞社)