子ども教育学科
南九探究クラブ「科学実験教室・わくわくカラーワールド」を開催しました
子ども教育学科の理科教育研究室(遠藤ゼミ)が主催する
「南九探究クラブ」は、子ども達の探究する力を育成することと、
教員・保育士志望の学生たちの探究の指導力向上を目的としたプログラムです。
今回は、都城キャンパスで「科学実験教室・わくわくカラーワールド」を開催しました。
感染症対策のため、人数を制限しての開催となりましたが、
午前・午後とも10名ほどの児童と保護者に参加いただきました。
今回の実験教室の材料は、身近な花です。
まずは、ナゾのバーテンダーが現れて・・・・
むらさき色のカクテルを、一瞬で緑色に変えてみせます。
この一瞬の色の変化に、子ども達の視線は釘付けです!
子ども達の探究心に「火をつける」ための、楽しい導入となりました。
やってみたい!に火がついた子ども達は、興味津々。
それぞれ好きな花をすり潰して色素を抽出していきます。
この間、学生たちは、子ども達から「探究」を奪わないようにと、
言葉を選んで説明します。これが、結構むずかしい・・・・
答を教えるのでなく、主体を子どもたちに持たせるために、
ときには、一緒に悩みながら、子どもたちの「探究」を手伝います。
はじめは、丁寧にやり方を教えてあげますが・・・
すぐにコツをつかんだ子どもたちは、
思いつくままに、実験に没頭します。
こちらでは、いろいろなものを混ぜることで、
いろいろな色を創り出すことに没頭しています。
「オレンジ色を創って欲しい」という学生からのリクエストに
試行錯誤して、オレンジ色に近い色を創り出しました。
本人は、満足していないようでしたが・・・・
1年生も、りっぱな科学者にみえます。
試験管に、しっかりとラベルも貼っていますね・・
この実験教室には明確なゴールがありません。
結果を眺めながら、次の作戦を考えます。
子どもたちは「仮説-検証」に取り組んでいるようです。
実験後には、実験した内容やわかったこと、
考えたこと等をきちんと整理します。
「探究」のプロセスでいえば、結果と考察になりますね。
このようにして、南九探究クラブでは、
子どもたちの探究する力を育んでいます。
今回の実験教室では、学生たちにも
指導者としての、たくさんの学びがありました。
忘れないうちに、記録に残しておきます。
次回の南九探究クラブ「科学実験教室」は3月に開催予定です。
是非、ご参加ください。