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環境園芸学科

フィールドセンターより 資格支援【高所作業車技能講習会開催】の報告

令和4年3月22日(火)~3/23(水)29(火)の期間に、高所作業車技能講習会が開催されました。
※実技講習/1班目が23日(水)、2班目が29日(火)実施。

今年度は過去最高の13名が受講し、12名が修了(合格)しました。※1名は学科再受講。

技能講習修了証明書の発行は、厚生労働大臣が指定する機関が行います。
(修了証発行 キャタピラー九州㈱宮崎教習センター)

高所作業車とは

高所作業車は、高所における工事、点検、補修などの作業に使用される機械です。

作業床(バケット)及び昇降装置その他の装置により構成され、不特定の場所に自走することができるものです。作業床高さが2メートル以上のものをいいます。高所作業車は、機動性、高低差の対応などの機能に優れ、高所での作業を安全にこなし、しかも作業効率の向上と高品質な作業ができるということから幅広い分野で使用され、さらに、その用途や作業場に合わせて様々な種類のものが開発されています。

作業床高さを10メートル以上にできる能力のある機械の運転業務には、高所作業車運転技能講習を修了した者でなければ業務に就かせてはならないと定められています。

造園・緑化業務においては、安全に高木管理を行える機械として活躍しています。宮崎県ではワシントニアパームの古葉除去作業などで見かける作業機械です。

高所作業車技能は、玉掛けや小型移動式クレーン技能同様に、造園学分野の実習教育で導入されています。同時に資格取得を推奨しています。

本実習や資格取得(技能講習会)を通じ、災害事例などの安全教育についても学びます。

在学中に実務に直結する資格を学べることは、キャリア形成の一つになります。

講習会状況

講習会は、学科1日間、実技1日で行われます。講習会終了時には、確認試験が行われます。

学科講習では、高所作業車に関する基礎知識や力学に関する知識、災害事例や関係法令などを学びました。

実技講習会では、バケット内に講師と受講者が乗り込み操作練習を行いました。実技課題は、安全に設置ワイヤーに近づき、決められた範囲(到着場所と設置ワイヤーとの距離)にバケットを横付けすることです。2順目以降は、講師は地上から指導を行い、受講者2名で操作者と補助者を交代しながら操作練習を進めました。16:20まで繰繰り返し練習を重ねました。その後実技テストが行われ、全員(実技)合格を果たしました。

アンケート結果から、受講同期は「キャリア形成」という回答が多く得られています。

今後もフィールドセンターでは、学生のキャリア形成の一環として、技能講習会や特別教育などの講習会を開催していきたいと思います。