環境園芸学科 地域貢献
包括連携協定をおこなっている宮崎県綾町にある「綾ナチュラルガーデン」で学んでいます
綾町はユネスコエコパークに登録されており、自然環境を大切にする街づくりが行われています。1年草で艶やかな花々を年に数回ほど植え替えをしているガーデンのいくつかを、多年草を主に、自然に寄り添う植栽であるナチュラルガーデンに変換する試みを行っています。綾町の自然環境にある植物と園芸品種を組み合わせた植栽デザインを行ったのが日本を代表するガーデンデザイナーの平工詠子さんです。綾ナチュラルガーデンの取り組みは、NHKの趣味の園芸などでもとりあげられ、今まさに注目されています。
1年生の環境園芸実験実習Ⅰ(造園学分野花・ガーデニング専攻)では、実際にガーデンを視察し、綾町役場の節政さんにはナチュラルガーデンをつくった経緯を、管理ボランティアの野村さん、谷口さんには植物の管理についてお話を伺いました。また、庭園デザイン学研究室の4年生は、平工詠子氏から、ナチュラリスティックガーデンとはどういうものなのか、その考え方やデザイン手法、海外の事例などを、さらに植物生態系について、河野耕三先生と綾町役場の河野さんにもご教示いただき、綾町の取り組みについて探求することができました。
どの街の中にも植栽、花が植えられていますが、これからの街づくりではどのような取り組みを行っていくべきでしょうか。1年生も4年生もそれぞれ自分で考えてみる有意義な学習機会となりました。これからも、綾町の街づくりにおけるガーデンの取り組みに関わっていきたいと思います。
綾ナチュラルガーデンについてはこちらをご覧ください。https://www.town.aya.miyazaki.jp/site/garden/